腎臓病の患者さんのうち、慢性腎不全(まんせいじんふぜん)とネフローゼ症候群の患者さんは、低たんぱく食を摂る必要があります。
慢性腎不全というのは、腎臓の機能が低下し、健康な人の半分以下にまで下がった状態をいいます。 その多くは、元にもどらないと言われます。 しかし、慢性腎不全(まんせいじんふぜん)の患者さんの場合、低たんぱく食の摂取など日常生活の注意を続けることで腎不全の進行を防ぐ効果があるとされます。
一方、ネフローゼ症候群というのは、たんぱく尿が出て血液のタンパク質が不足する病気です。 尿たんぱくを減少させたり、腎機能の低下を防ぐために低たんぱく食を摂取します。 ただし、ネフローゼ症候群では、血中たんぱくが減少することから、このようなときにたんぱく質を制限すると、かえって病気を悪化させる危険もあります。
低たんぱく食
タンパク質の制限をする場合には、その代わり、良質のタンパク質・・・卵、肉、魚などの動物性たんぱく質・・・をとるようにします。 そしてカロリーが全体として不足しないようにします。 肉や魚を減らすと、カロリーが不足しがちだからです。 かといって、主食・・・米、麦・・・でカロリーを補おうとすると、これらのなかに含まれる植物性たんぱく質が多くなってしまいます。 植物性タンパク質は、質的に動物性タンパク質に劣るのです。
このようなジレンマの一助となるのが、市販の腎不全用の低たんぱく食品です。 また、最近では、宅配でこのような病人食を用意してくれるところが増えてきています。 |